会社にOKRを導入してみる

  • 組織

いよいよ会社のメンバーが増えてきたので今四半期から目標達成のためのフレームワークであるOKRの導入をしてみる。
ひとまず経営陣は「OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法」を読んだ。

OKRとは

下記の頭文字を取った目標達成のためのフレームワーク。

  • O: Objective(目標)
  • KR: Key Result(キーとなる指標)

Oは定性的な目標で、KRはOが達成されたかどうかを測ることのできる定量的な指標だ。
基本的にOは1個、KRは3〜5個で設定する。

KRは数値目標だが、その数値は自信度50%となる値を定める必要がある。
この自信度が上がっているのか下がっているのかを毎週月曜日に確認し、対策を講じ続けることが重要なポイントだ。

OKRの副次的な効果としては、他のチームがやっていることの理解度が上がることも挙げられる。

他のチームがやっていることもついつい気になってしまうことはよくある。
なんであんなことやっているのだろうと思うと、それが自分たちのモチベーションにも影響を与えかねない。
余計な口を挟み、チーム間の雰囲気が悪化してしまうこともある。
しかし、OKRがあれば、他チームがなんのためにそのタスクに取り組んでいるのかがわかる。

どんなOKRを設定したか

弊社はまだまだ人が少ないが、5の部署に分かれている。

  • マーケティング
  • セールス
  • 開発
  • サポート
  • バックオフィス


全社のOKRと、それに基づいて各部署のOKRを設定するようにした。
現状で言うとセールス・サポート・バックオフィスは依然として経営陣が行なっており、組織化できていないので、それらの部署でのOKRは定めなかった。
以下が設定した項目。(一応数値部分は伏せ字)

全社

O: 大企業に高単価でバンバン売れるようになる
KR1: MRR○○○万円UP
KR2: 単価○万円以上の契約を○○社以上獲得
KR3: 有料ユーザーの顧客満足度を3段階評価で○以上を獲得

マーケ

O: 日本国内での知名度や信頼性を圧倒的に高める
KR1: ○○○件のアカウント登録
KR2: ○○○件の商談依頼を創出
KR3: ○○○件のリードを創出

開発

O: しっかり作ってしっかりお金をもらう
KR1: プロダクトが原因での解約率○%未満
KR2: 今四半期中に課金開始の顧客平均単価が○万円以上
KR3: 週あたりのアラート一日平均発生件数を○回以内にする ※アラート閾値は緩めないこと

すべてのOKRは一旦経営陣が定め、各部署にシェアして確認・修正の作業を行なった。
主に数値部分が問題ないかを自信度50%に合わせて調整をした。

ちなみに各部署から個人のOKRまで落とし込むケースも一般的のようだが、今回は個人のOKRは設定しなかった。
初回でまだまだ分からないことだらけだし、まだ全体の人数が少なく、部署と個人が近しい目標になりそうだったため。

金曜日のWin Session

OKRと合わせて実施した方が良いとされているのがWin Sessionだ。
簡単に言うと、1週間各々が目標に向かって頑張ってきたのを労うための会である。

目的としては次のことが挙げられる。

  • 全員が会社全体の動きを知る
  • お互いの成果を褒め合う
  • OKRの習慣化
このようなセッションには、いくつものメリットがある。まず、メンバー自身が、特別な勝者のチームに属しているような気分になれる。次に、共有できるものをつくることが、チームにとっての楽しみになる。メンバーが勝利を求めるようになる。そして最後に、会社が各部門の仕事に感謝し、社員が日々何をしているのかを理解するようになる。


本来は会社がお酒やお菓子を振るまいつつ実施するのだが、コロナ禍なのでやむなくオンラインでの実施とした。
ここは出来ればやはり実際に会って行いたいところ。

まとめ

OKRを試してみた。
設定項目が正しいかどうか正直分からないが、なかなか実例は検索しても出てこないので、誰かの参考になれば嬉しい。
結果は四半期後をお楽しみに・・・。
ちなみに書籍には最初はほとんどの企業が失敗すると書かれていた。笑

柴田 和祈 Twitter GitHub
株式会社microCMS 共同創業者兼COO / デザイナー兼フロントエンドエンジニア / ex Yahoo / 2児の父 / 著書「React入門 React・Reduxの導入からサーバサイドレンダリングによるUXの向上まで 」

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