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方向性 × 技術力 × リソースでプロダクトの強さが決まる

  • 戦略
  • 思考

プロダクトの強さを表すのは「方向性 × 技術力 × リソース」ではないかと考えている。

方向性

方向性はトレンドだったりユーザーのペインによるところが多いが、ドンピシャでそこにハマっているものほど強い。
ここは時間が経つと、技術の進化や変遷などにより少しずつ移り変わっていく。
よって、最初はドンピシャだったサービスも常に方向性を調整し続けなくてはならないと思っている。

徐々に方向性がズレたサービスに対して、ドンピシャなサービスを新たなスタートアップがローンチすることで時代は移り変わっていく。
方向性を途中で変えるのは技術的にもかなり労力がかかるので、柔軟な設計やあらかじめ起こるであろうことの予見がかなり重要。

その時々に応じて伸ばすべき方向は異なる。
それは世の中のトレンドによるものかもしれないし、ユーザーの要望によるものかもしれないし、描く未来によるものかもしれない。

方向性のばらつきが各プロダクトの特色であり、これに価格を組み合わせるとユーザーにとっての選ぶ基準となる。

プロダクトという城を作る際にどんな城を作りたいのか、が方向性。

技術力

二つ目は技術力。
プロダクトを作る上での力を総称としてそう呼ぼう。
インフラ、バックエンド、フロントエンド、デザインの総合力。

城を作る際にどんな手法を使うか、どんな道具を使うか、どんな材料を使うか、などが技術力にあたる。
一人当たりの作業スピードを決定するものとも言える。

リソース

最後にリソース。
方向性がほぼ同じ2社がある場合、速く良い機能を出すことは重要。
そのためには効率的に開発するための技術力とその総量(人数)が必要。

城を作るための人数は多ければ多いほど良い。
(実際は人数を効率的に動かすために組織化も必要だが)

この部分はマーケやセールスにも言える。
効率的に広める・導入してもらうための仕組みとその総量(人力の場合は人数、お金の場合は資金)が必要である。

まとめ

プロダクトという城を作る場合、次の掛け合わせがそのプロダクトの強さを表す。

  • 方向性(どんな城を作るか)
  • 技術力(どのように作るか)
  • リソース(何人で作るか)


役割としては方向性は経営戦略チーム、技術力は技術設計チーム、リソースはメンバーというイメージ。
これらの掛け合わせによって事業から得られた資金で、今度はどこを強化していくと掛け算が最大になるのかという戦い。

柴田 和祈 X GitHub
株式会社microCMS 共同創業者 / デザイナー兼フロントエンドエンジニア / ex Yahoo / 2児の父 / 著書「React入門 React・Reduxの導入からサーバサイドレンダリングによるUXの向上まで 」

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