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2022年の振り返り

  • 抱負

2022年も終わりですね。
今年は累計14記事を書くことができたみたいです。

恒例の振り返りをやっていきます。

2022年の抱負|柴田 和祈
2021年も本当にいろいろあり、振り返ってみると濃い一年を過ごせたと思う。昨年のことについては下記の記事にまとめた。
https://www.mythinkings.net/2022-intro

会社

microCMS社は設立6年目となり、人数は業務委託メンバーも含めると20人まで増えました。
1年前は経営陣がすべての部署を担っていましたが、PdM・開発本部・カスタマーサクセス本部には頼れる部長陣を配置し、組織化も進みました。

「非連続な伸ばし方を見つける」

についてもこの1年間いろいろと模索してきました。

引き続き Product-led Growth をベースとしてマーケティングを進めており、ユーザーからの口コミがいまだに成長の原動力としては大きいかなと思います。
蓋然性を見出すという観点で単なる数値の分解ではない肉厚なKPIツリーを作ってみたり、プロダクトを良くすることで売上が伸びることを数式化できないかなどを模索していました。

肉厚なKPIツリー参考:https://note.com/ozyozyo/n/n66d22511f9e4

また海外進出を視野に入れて、海外向けにプロダクトのLPを公開したりインタビューするなどして市場調査を進めました。
プロダクトの英語化も完了し、数は少ないながらも海外の方にも使っていただける状態にはなりました。

直近ではDiscordにてmicroCMSコミュニティを発足し、ユーザーとよりコアなコミュニケーションを取ることができるようになりました。

この1年でさらにヘッドレスCMSと注目度は高まりつつあると感じていますが、あくまでJamstackというトレンドに引っ張られている状態かと思います。

「ヘッドレスCMSの非エンジニアへのメリットの伝え方が分からない」という声もよく聞くようになってきました。
今のユースケース的にはエンジニアメリットが大きいため、ある程度仕方のない状況とも言えます。

これを脱するには、最新のフロントエンド環境とCMSを組み合わせることができるという価値を超えていく必要があると感じています。

英語

DMM英会話を復活し、週3くらいで英会話を実施しました。
数ヶ月は続けていたのですが、本格的な海外進出をもう少し先延ばしにするという経営判断をしてからは若干モチベーションが下がってしまいました。
とはいえ海外の方に英語でヒアリングする機会があり、何とか自分の英語でも通用することが分かって良かったです。

また、会社の経営会議を英語で行うというのも試しました。
経営陣内での英会話は意外と成立するということが分かりましたが、内容が高度になるとお互いの意思疎通が曖昧になり無駄に時間がかかってしまう欠点がありました。

英語学習は引き続きコツコツと続けていきたいと思います。
切羽詰まらないとやる気が出ない&優先度が下がってしまうので、何らか理由を設けた方が良さそうです。

マネジメント

改めて振り返ってみると、多方面に仕事を持ちすぎていたことで、いろいろと中途半端になってしまっていました。

直近だとCOO、マーケ本部長、デザイン本部長、分析本部長を兼任しており、マーケやデザインは実務的な作業も多く持っていました。
COOという職も戦略策定・執行・組織運営などやることが多岐に渡ります。

自分自身は組織運営やマネジメントはそもそも経験がなく、自身における脳内リソースの掛け方が薄めだということに気付きました。。
他にもやるべきことがたくさんある状況においては、自分でその優先度を下げてしまっていました。

組織課題の中でもリソース関連は関心度合いが高いのですが、働き方についてはそこまで強いこだわりを持っていないため、リーダーシップに欠ける場面が多々あったと思います。

自分の得意分野はデザイン・エンジニアリング・マーケの融合点にありそうなので、そちらに注力して、組織運営は別の誰かに任せた方がうまく回りそうかなと考えています。

健康

引き続きこの1年も仕事中はずっと立ちっぱなしの生活を続けることができました。
おかげで何だかんだ足腰は強くなったと思います。
(坂の激しい多摩動物園に行っても疲れなくなった笑)

ボルダリングは1回だけ渋谷のノボロックに行きました。(1回でも行けてよかった)
2, 3kg体重が増えましたが、そこまで登る際の影響は感じなかった気がします。

もう少し近場にあれば通うのにな〜という感じです・・・。(ホントか?)

猫背は相変わらずダメです。

8月にはコロナにもかかり、一家全滅し、喉の痛みがツラすぎてブログに書いてしまうくらいでした。
もはや自分の近所の知り合いはほぼ皆かかったというくらい感染広がってます。

逆に、集団免疫を獲得して収束に向かうだろうと思ってます。

また、ついこの前は魚の骨が喉に刺さり、病院で除去してもらったりして、ホント災難が続いています。
これもなかなかない経験だったのでブログに書きました。笑

読書

経営勉強会なるものを実施し、何冊かは読んで共有することができました。
逆に共有してもらった本もあるので、その分知識を得られることができたと思います。

しかし去年と比べたら読めた方だと思いつつ、一般的には時間をあまり割けられてはいない部類だと思います。

まぁただ量を読めば良いわけではないと思うので、必要な知識を必要なタイミングで得るために引き続きマイペースで読んでいきたいと思います。

ここで、今年読んだ本の中でのベスト3を発表したいと思います!

影響力の武器

希少性の原理や社会的証明の原理など、心理学の観点から人が動かされる理由を考察した書籍。
世の中において自然と使われている心理テクニックを紹介し、その防衛方法まで解説されています。

人を動かす側の話としても面白いし、防衛側としても使えそうだと思いました。

良い戦略、悪い戦略

悪い戦略の例が分かりやすかったです。

  • 厄介な問題を見ないで済ませ、選択と集中を無視し、相反する要求や利害を力ずくでまとめようとする
  • 目標、努力、ビジョン、価値観といった曖昧な言葉を使い、明確な方向を示さない
  • 戦略構想を語っているように見えるが内容がない
  • 目標を戦略と取り違えている(「毎年20%成長する」を戦略としている等)
  • そもそも達成不可能

急成長を導くマネージャーの型

メンバーの力をどのように引き出すのか。
チームの体制はフェーズに応じてどのような形がベストかなどが解説されています。

マネジメントの型を体系的に学ぶことができるのでオススメです。

家庭

娘は7歳、息子は5歳となり、もはや子育てという年齢ではなくなってきました。
娘は小学生になり、生活リズムもガラッと変わりました。

娘は学校の宿題やピアノの練習で毎日忙しく、息子はまだ幼稚園のため比較的時間に余裕があり、遊べる時間に差が生まれてしまっています。
なんで〇〇くん(弟)だけ遊んでるの?と姉からは不満が爆発している毎日で、喧嘩が絶えません。笑

そんな中、先日のクリスマスについに念願のNintendo Switchをプレゼントし、娘たちは大喜び。

ただ、普通に渡すだけだと時間的余裕がある息子の方が進んでしまうため、絶対に喧嘩になると思いました。
なので別々のソフトをプレゼントすることで、ゲームの進捗による喧嘩は起きないようにしました。

スプラトゥーン3は絶賛自分自身もハマってます。
(ただし家族4人で分け合っているので、やれる時間は少ない)

株式投資

とりあえずSBIで口座開設して、1銘柄だけ始めました。
資金に余裕が出てきたら都度分散投資を続けていきたいと思っています。

おわりに

年始に初詣で引いたおみくじに書いてあったのがこちら。

他人と心通ぜずあらそいが起ります
なるべく自分の心をやわらかにして付き合いなさい
次第に運がひらけて幸が増します
あせってはいけません


自分の心をやわらかに、というのは心掛けてはいつつも、器が小さくなってしまった瞬間は多々ありました・・・。

その度に自己嫌悪に陥るのですが、落ち込んでいても仕方はないので、しっかりと何が悪かったのかを振り返って、次に繋げていきたいと思います。

総じて2022年の抱負の達成度は60%くらいでしょうかね・・・!

ひとまず今年もお疲れ様でした〜!

柴田 和祈 X GitHub
株式会社microCMS 共同創業者 / デザイナー兼フロントエンドエンジニア / ex Yahoo / 2児の父 / 著書「React入門 React・Reduxの導入からサーバサイドレンダリングによるUXの向上まで 」

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