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顧客の層が変わってきた感

  • マーケティング

エンジニアに関しては、非常にありがたいことにZennやQiitaの記事もユーザー自身が多く書いてくれているため、自然流入数が右肩上がりとなっている。

今までは問い合わせもエンジニアからがほとんどであったが、ここ最近はビジネス職からの問い合わせも急速に増加している。

ビジネス職の方がmicroCMSを認知したきっかけとしては以下のような感じ。

  • 社内のエンジニアにおすすめされた
  • 制作会社に紹介された
  • 雑誌を見た(おそらくWeb DesigningのCMS回)
  • 検索してヘッドレスCMSというものにたどり着いた

より大企業であったり、より大きなプロジェクトであるほど、決済権はビジネス職の方が持っていることが多い。

今まではエンジニア主導でミニマムに始めるような要件が多かったが、いきなり「Enterpriseで。」みたいな相談が増えてきた。

なぜ突然増え始めたのかは謎だが、ちょうどサービスローンチから4年経ったのもあり、実績が評価されてきたタイミングということなのだろうか。

これはいわゆるキャズム超えが起こったのかもしれないと思っていて、流入の層がガラッと変わりつつある感覚がある。

そして、すごいたまたまのタイミングでマーケ・セールスチームの立ち上げを行なっており、何とか捌くことができている。

何なら、高単価の獲得が増えているのはセールスチームの成果だ!と息巻いていたが、実は自然流入の層が変わっただけというオチ。
それはそれで良い、というかむしろそちらの方が良いのかもだけど。

リード獲得後の動き方はだいぶ整ってきたので、あとはリードを増やす部分にテコ入れが必要ということで、いわゆるBtoBマーケっぽいことも進めている。

ここのターゲットはマーケターやディレクターで、CVポイントはアカウント登録ではなく、資料請求としている。
段階的にCVポイントを設けることが重要。

事例で学ぶBtoBマーケティングの戦略と実践(著:栗原 康太)

マーケはいろいろと試しているが、すぐに目に見える結果は出せず、なかなか難しい。

こちらの書籍にも以下のような記載があった。

結果が出るのが1-2年後になる中長期施策を中心にしてしまうと、プロジェクトに弾みがつかず、途中でマーケティング投資が打ち切られてしまう危険性がある

まさしくその通りだと思っていて、短期で成果がはっきり出る施策も並行して取り組まなくてはならないと感じる。
このあたりの学びもかなりあるので、また別途まとめたい。

柴田 和祈 X GitHub
株式会社microCMS 共同創業者 / デザイナー兼フロントエンドエンジニア / ex Yahoo / 2児の父 / 著書「React入門 React・Reduxの導入からサーバサイドレンダリングによるUXの向上まで 」

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