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人生初の胃カメラを受けてきた

  • 日常

毎年10月は健康診断の時期で憂鬱だ。
35歳以上は胃の検査が必須で、自分は毎回バリウムを選択していたが、胃が小さいのか毎回ゲップを我慢するのが苦しくて涙を流しながらやっていた。
バリウムの場合は健康診断が終わった後も便として外に排出する必要があり、白い固形物がなかなかトイレで流れないのも地味にストレスだった。

毎年バリウムに苦しむくらいだったら胃カメラにチャレンジしたいとは思っていたが、行きつけの病院ではなかなか予約が取れず、昨年も「半年後まで埋まっています」と言われて諦めた。

胃カメラといっても鎮静剤なしでは確実にバリウムよりもツラいことが目に見えているので、受けるなら鎮静剤ありの一択だ。

もしかしたら病院によっては直前予約でもいけるのかもと思い、片っ端から電話をかけまくったところ、無事鎮静剤ありで予約を取ることができた。

いよいよ当日

鎮静剤を打つため、車の運転はNGと聞いていたので、電車で向かう。

まずは通常の健康診断を難なくこなし、最後が内視鏡検査。
事前に医師の問診にて鎮静剤を使うかどうかの確認があったので、全力で「使いたいです!」と伝えた。

そしてついに自分の順番。

最初に喉に麻酔スプレー的なものを吹きかけられ、「10秒したら飲み込んでください」と言われたので言うとおりにした。
苦くて喉にピリピリくる感じだった。
スプレーに触れた部分の感覚が徐々になくなっていった。

喉と舌の奥の方が麻痺していると唾がなかなか飲み込めず、かなり変な感覚だった。
基本的に鼻呼吸していれば問題ないが、鼻が詰まっていたらややツラいかも、などと思ったりした。

そうこうしているうちにベッドに横になり、口にカメラを通すための輪っかみたいなものを咥えさせられた。

腕に鎮静剤を注射され、数えた感じでは5秒後くらいから意識を失った。

意識がない中、2回くらいオエってなっていたような、いなかったようなそんな記憶がある(定かではない)。
ほぼ覚えていないので、全然ツラくはなかった。

終わったタイミングで起こされ、まだ鎮静剤が効いているためベッドに誘導され、そこでおそらく30分くらい寝ていた。

起きた頃には喉の麻酔もほぼ取れており、頭のぼんやり感だけが残っている状態だった。

喉の麻酔が効いていて誤飲防止のため11時半までは飲食しないでくださいという注意書きの紙をもらったが、すでに11時半を過ぎていたため、自分へのご褒美にやや高めの海鮮丼を食べて帰った。

終わってみて

予想はしていたが、鎮静剤が最高だ。
ただ噂によると、酒に強い人は効きづらいというのは聞いたことがあるので注意。
自分は酒の強さは普通くらいかと思う。

喉の麻酔スプレーだけが嫌だったが、まぁそれでもバリウムよりは数倍マシだ。
すぐに鎮静剤で眠ってしまうし、喉の麻酔を気にしていた時間も振り返ってみれば1~2分だったかと思う。

来年も是非同じところで予約しようと思った。

柴田 和祈 X GitHub
株式会社microCMS 共同創業者 / デザイナー兼フロントエンドエンジニア / ex Yahoo / 2児の父 / 著書『Next.js+ヘッドレスCMSではじめる! かんたんモダンWebサイト制作入門 高速で、安全で、運用しやすいサイトのつくりかた』

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